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「憧れ」が「目標」になる。 不幸なことだと思うのだけど、いままで憧れの人や目標の店などを持ったことがなかった。 昨年、あるきっかけで「資生堂」の企業姿勢に興味をもち、その根幹にある【文化資本】という考え方に大変共感した。 そして、今年の頭に資生堂の名誉会長である福原義春氏のセミナーに参加することができた。 著書を読み、生でご本人のお話を聞き、「あぁ、福原さんみたいになりたいなぁ」と思った。 今年の2月、ワインの試飲会で「山のシャルドネ」というワインに出会った。 これが日本で作られてるの!!? と、ものすごい衝撃を受けた。 ワイナリーを調べてみると、これがまたすごいストーリーを持ったワイナリーだった。 5月にワイナリーに伺って、丁寧な説明を受け、たくさんの種類の試飲をし、レストランで食事をしてぶどう畑の山を登った。 商品だけでなく、その有り様(ありよう)すべてが一貫したデザインに包まれ、あまりのすばらしさにおそれいった。 ワインを販売させていただくことになってからは、お客様の中にココファームのことを知っている方がたくさんいることに驚いた。 さらに多くの方が「収穫祭に行ったことがあって、すごーーく楽しかったですよー」と口を揃えて言う。 期待に胸を膨らませて、ようやくその日が来た。 「あいにくの雨模様」というけれど、そのお陰で得られる楽しさや良いこともある。 僕は以前に行ったことがあるので、「雨の風景も趣があってよいかもなぁ」と思っていた。 会場に入り、ブドウ畑の斜面にシートを敷き、雨をしのぎながらワインを飲み、屋台で買ったおつまみを食べる。 さらに音楽がある。 ブドウ畑の斜面に反響し、まわりの木々と共鳴し、驚くほど心地よい音響ににまとわれた生演奏。 ライブがあることは知っていたが、どんな人が出るかは気にしていなかった。 まず最初に紹介された出演者は、坂田明さん。 思いがけぬことに、気持ちが一気に高揚。 ワイン片手午前中からFREE JAZZ。 ちょっとアバンギャルドなSAXとPIANOの絡みが本当になんとも言えず心地よい。 客の反応なんて関係ない「わが道を突き抜ける」ような怒涛の演奏にしびれた。 そして次に現れたのが、軽快なブラジリアンサウンドを奏でるSAIGENJI。 出来立てのワインにぴったりの音楽。 でもこの音は青空の下がよかったな。 そして、ココファームと深い繋がりのあるVIOLINISTの古澤巌さん。 白のトップに鮮やかな水色のボトム、水兵さんのような出で立ちで超絶なテクニックを披露。 間違いなくココファームのデザインに合う音楽。 湿った曇り空の空気をクールにすり抜けていくサウンドにワインのペースもヒートアップ。 デカンタ入りの出来立てワインの赤・白。 収穫祭記念ボトルワイン赤・白・ロゼ。 沖縄サミットで乾杯に使われたココファームのフラッグシップ的スパークリング「ぐらんNOVO」。 まさに時を忘れて、ワインとこの空気と音楽を楽しむ。 再度坂田さんが登場しエンディングへ流れ込む。 途中2度、ココファームの創設者の川田昇氏とワイン醸造責任者のブルースさんのご挨拶が入った。 今年、開墾50周年、ワイナリー創設25周年だそう。 僕は勝手に川田氏はまだ現役でばりばりと活動していると想像していた。 ところが、ご挨拶に出た川田氏は、杖をつき、言葉も途切れ途切れ。 正直驚いてしまった。 でも、その途切れ途切れの言葉が胸に響く。 話に耳を傾けながら会場を見渡していると、ここに流れる空気がものすごく貴く、そして愛しく感じた。 世代・人種・ハンデなどを通り越して、邪気のない笑顔が広がっている。 こんなに幸せにあふれた場所をつくった川田氏はいまどんな思いでいるのだろう。 なんだかすごく感動して涙があふれそうになった。 僕がやりたいことは、こういうことなんだという目に見える例が遂に現れました。 「目標」となる形。 進むべく道の軸となるもの。 初めてそれが現れました。 これで、僕に必要だったものが2つ手に入りました。 さらに来月「直島」に行き、さらに大きなものを得てくるつもりです。
by masumotoya1949
| 2008-11-17 19:43
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