いつから、何をきっかけに聴き始めたのか憶えていないけれど、20年近く土曜日の朝は永さんのラジオで始まりました。
TBSラジオ「土曜ワイド ラジオTOKYO 〜永六輔 その新世界」が、今日、最終回。
長峰由紀さんがアシスタントだった時代から聴き始め、雨宮塔子さんの時代にハマりだし、堀井美香さんの時代はカセットに録音するまでに(永さんの語録をノートにまとめたりもしてました)、そして、名コンビとなる外山恵理さんの時代へ。
生活環境や仕事環境が変化する中で、放送全部を聴く事はほとんど無くなってしまったけれど、オープニングはずっと聴いてきました。
そんな、僕にとって生活の一部のようなラジオ番組。
その放送が行われている場は、僕にとってはまさに「聖地」とさえ思える場所。
先々週、信じられない事に、そこに行く事ができました。
いま思い出しても、ふわふわと脳の中が揺らめく様な不思議な心地。
約30分ほど、MIXINGルームから永さんと外山さんのお話する姿を観させていただきました。
Nさん、本当に本当にありがとうございます。
実は、2004年にTBSラジオのフリーペーパーに登場したことがあります。
旧店舗の写真です。
その中の対談ページが、永さんと糸井さん。
載せちゃってよいのかわからないけど、載せちゃいます。
永さんは現在パーキンソン病を患われていて、滑舌も悪く、時には何を言っているのか聞き取れません。以前、番組の中で、故・小沢昭一さんが「永さんはどんなことがあっても、ずっとラジオを続けなくてはいけません」ということを言われたと仰ってました。
来週の月曜日から新番組が始まるそうです。
今日のオープニングで、「次の番組は夕方からだから、ちゃんと喋れると思います。朝は口が回らないけどw 前の永六輔が戻ってきます」というような力強い宣言をされていました。
こんな人は一杯いるでしょうけど、僕にとって、間違いなく影響を受けた人物のひとりです。
これからもお話が聴ける事を楽しみにしています。