世田谷の酒屋さん仲間の港屋さんが主催のワイン会に参加しました。
今回は、フェアトレードとワインの関係に着目した会で、とても面白い切り口でした。
フェアトレード商品というと、その性質が重視され、商品の品質は二の次のような印象があることは否めませんでした。
しかし、流通が豊かにならないと、結局はお金が落ちないのです。
流通が豊かになるためには品質がよくなくてはならず、そして回転が良い商品でなくてはなりません。
そのため、食材というのは非常に適したモノなのです。
南アフリカのワインは、気候的にも条件がよく、近年は技術の向上も高まり非常に品質がよいものが出来ます。
価格が手ごろで味がよく、その上フェアトレード商品となれば、それは願ったり叶ったり。
日常の食生活を楽しみながら、ちょっとした社会貢献に自然と繋がる。
それは升本屋の「かりんとう de ありがとう 1袋につき1円、WWFへの寄付」と同じライン上にある考え方。
そして、今回会場となったのがお蕎麦屋さん。
ワイン=レストランである必要はなく、日常の食材と一緒に気軽に楽しんで欲しいという港屋さんの考えが体現されています。
この考え方にも賛同いたします。
ワインは上を見ればキリがないくらい奥深いですが、それはその楽しみとして、もっと日常を楽しむアイテムであって欲しいと思います。
非常に学ぶこと、考えることの多い良い会でした。
当店でも近いうちに南アフリカワインを数点入れてみようと思います。