酒とアートとカリントウ"Masumotoya Art Project"
#2 無題®︎-untitled-展
2024.9.8.-14.
本格焼酎 無題®︎が、この9月10日で
発売16周年を迎えます。
アートにインスパイアされたお酒という切り口でブランディングを考えた
「本格焼酎 無題®︎」
色々と試行錯誤した発売当時を垣間見れる展示を致します。
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【展示品にまつわるお話】
まず、ネーミングに関しては、色々な展覧会を巡る中で思い付きました。
先入観にとらわれずに、自分の感性・解釈によってその作品が完結する。
そんなお酒があってもよいのではないかと。
思いついてすぐに「商標」の申請をしました。幸いお酒のカテゴリーでの所有者はおらず登録が出来ました。
ちなみに、wikipediaに「無題」の項目を作ったのは僕です。
(梅田竹松の名義で記録されています)
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ラベルデザインは
マーク・ロスコの作品に大きく影響されました。
川村美術館の「ロスコルーム」は勿論の事、別の展覧会でも、ロスコの作品に圧倒されて、奥深い色調を身体全体に受けた記憶があります。
ラベルの質感をカンバスのような凹凸のある感じにしたいと思って依頼しました。
中々思ったような色調にならず、正直妥協しました。
サンプルの段階では中々良かったのですが、、。
今回、そのサンプルラベルが出て来たので展示してあります。
裏ラベルについては作品の横にある掲示される解説(詳細)のイメージで作成。
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発売時には、発売イベントを店内で開催しました。その時に、招待券ようなフライヤーを作成しました。
その現物とデザインサンプルを展示してます。
実は同時期に専用HPも作りました。
フライヤーのデザインはそのトップページデザインとシンクロさせたものです。
現在、HPは公開されていないのですが、どこかにデータがあるはずなのでいつかまた公開したいと思ってます。
HPでは、「本格焼酎 無題®︎」の世界観を
表現するためにカメラマンのクドーさんと夜の街を徘徊し撮影を敢行。
それらをフォトライブラリーのように
して閲覧出来るようにしました。
そのうちの何枚かをプリントして額装。これはずっと店内に飾っています。
いまは一枚だけを店頭に展示してます。(雨天の際は店内にあります)
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発売してしばらくした頃に、
「ぶらり途中下車の旅」の撮影が入りました。
旅人は大物俳優、悪役商会の八名信夫さんでした。
八名さんに店内で試飲して戴き、青汁のCMで有名な
「うーん、マズい」の言葉を戴きました。
その収録の際に、ラベルに書いてくださったボトルと記念に戴いた携帯ストラップも展示しました。
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現在、「本格焼酎 無題®︎」はバージョン3
。
時代も変わり、この先の生産はどうなるかわかりませんが、16周年を迎えた「本格焼酎 無題®︎」をどうぞ宜しくお願い致します。
なお、製造元は鹿児島の田苑酒造さん。
このような大きな酒造所さんが、なぜ
うちのような街の小さな酒屋のオリジナルを造ってくださっているのか。
実は元々、この製造企画は田苑酒造さんからお声掛けしてくださった話なのです。
が、それはまた店内ででも。
ご来店と「本格焼酎 無題®︎」のご購入、お待ちしております。
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酒とアートとカリントウ
東京 世田谷 升本屋(MASUMOTOYA)
梅田知行(umeda tomoyuki)
2024.9.8.